前回の記事で情報収集までを説明したので、実際に記事を書き進めてみたいと思います。
なお、これから文章を起こして、書き直し、最後に見直す、という手順を踏んでいくわけですが、私が実際にやっているときはそれぞれの手順をおりまぜながら順不同で行っていきます。
文章作成に慣れてきたため手順に拘らなくなったためですが、そうすると説明するときにわかりづらくなるので、今回は順序良く説明していきたいと思います。
なお、その際書き間違いもあるかと思いますが、それは最後に見直すため、例文の中にある書き間違いを見つけても気にしないでください。
それではまず、文章全体の構造をイメージします。
今回は600文字の文章を書くわけですが、文章量だけ見て尻込みしてしまう人も少なくないと思います。
そういうときは、幾つかのもっと細かい段階に分けて考えると、楽にまとめることができるようになります。
600文字の文章を4つの段落に分けて考えます。
そうすれば150文字の文章を4つ書く、と考えることができます。
これなら始めたばかりの方でも着手することができるでしょう。
元ネタを見ると、元々いくつかの種類に文章が分かれていることがわかります。
今回は、商品詳細、お店のこだわり、どんな人にオススメか、利用者の感想、の4つについてまとめたいと思います。
最初に商品詳細を書いていきます。
文章全体のイントロに当たる部分なので、そのことも考慮して書く必要があります。
かに通販専門店「匠本舗」から、『生本ずわい「かにしゃぶ」むき身満足セット 』のご紹介です!
シリーズ累計70万個以上を売り上げる、「匠本舗」の人気ナンバーワン商品です。
最も食べごたえのあるカニ脚のポーション部分だけを、食べやすいむき身カットでお届けします。
(126文字)
商品詳細ですので、商品の特徴をわかりやすく紹介する必要があります。
次にお店のこだわりについて書いていきます。
これを2番目の段落に持ってきたのは、メインはあくまでも商品なので冒頭には回せないことと、逆に後半に持ってきても違和感があることから、その商品の背景にある部分を紹介して商品のイメージを広げるという目的からです。
こう書くと複雑な意図があったように見えるかもしれませんが、実際には文章を書くのに慣れてくると次にはどんな文章が来るのが自然なのかわかるようになってきます。
最初はそれほど気にせず、なんとなくやっていってもいいと思います。
安さと美味しさを両立する秘訣は、お店のこだわりにあります。
社長自らが極寒のベーリング海アリューシャン列島沖へ赴き、新鮮なアラスカの蟹を仕入れています。
一度に大量の蟹を仕入れることで、安く新鮮なカニを提供できているわけです。
アラスカ産ズワイガニはサイズが大きく実入りも良い、自信を持っておすすめできる品質です。
(154文字)
この辺りまで書いて、4つではなく3つでも十分かなと思うようになりました。
200文字ずつ3つ書いても恐らく書ききれるでしょう。
ですがとりあえずはこのまま進め、最後にまとめるときに考えることにします。
3つめの段落はどんな人にオススメか、です。
食べやすく大きな実入りは、ギフトやパーティーに最適。
カニ好きの人に送っても満足してもらえる品質です。
大勢でワイワイ食事するときもあまり手が汚れないので手軽に食べられます。
1kg、2kg、4kgのサイズがあるので、家族で楽しむ場合から、大勢で食べる場合まで色々なシーンで活躍できます。
(141文字)
最後は、利用者の感想です。
ここまでの文字数を合計すると、421文字、残り179文字ですので大体予定通りに行っています。
文字数は50文字くらい超えるようにまとめるとゆとりを持って書くほうがまとめるのが楽です。
今回は少し文字数が不足気味ですが、書いている途中で書き直したいと思うような部分も出てきたのであえてそうしています。
最後にまとめるときに文字数を揃えることにします。
お客様の声で進化してきた『むき身満足セット』。
「カニが小さい」という意見を受けて、カナダ産よりサイズの大きいアラスカ産に変更。
殻が残るハーフカットは食べにくいことから、可能な限り殻を排除し、はさみもスプーンも使わず食べることができます。
梱包も発泡スチロールとダンボールを組み合わせ、鮮度を保ちながらも処分しやすい包装箱を開発することに成功しました。
こだわりの美味しさで多くのお客様を満足させている『むき身満足セット』をぜひご賞味ください!
(219文字)
合計で640文字になりました。
特に指定がないような案件の場合、このまま提出しても恐らく受け付けられると思います。
しかし、それだけではいつまでたっても文章力が身につきません。
ライター収入を上げるためには、良い文章を書き、クライアントに評価されなくてはなりません。
ライターサイトの簡単な案件レベルでも、クライアントからの信頼を得れば個人的な繋がりを得ることも十分に可能です。
そういった縁から収入アップの可能性が広がっていくので、普段から文章力を上げるための機会を逃さないようにしなくてはなりません。
次回からは、この文章を具体的に手直しする行程に移りたいと思います。
COMMENT
No Title
このまま提出しても恐らく承認される
というか、このレベルのクオリティなら条件が外れてない限り間違いなく承認でしょうね。
以前より、ひふみさんはライターに意欲的な方だなと感じていましたが、どのくらいの単価でこの記事レベルの記事を提出しているのかわかりませんが、おそらくクライアントさんは大満足なのではないでしょうか。
例えばの話、私なら1文字0.2円の案件ならばこのクオリティから2段階は落してスピード重視で書きますね。
ひふみさんのブログを見る限りでは、質重視の依頼を受注しているように見受けられたのですが、そうなのだとしたら、まさにベストな選択な感じがします。
Re:No Title
私も以前はスピード重視でクオリティもそこまで気にしなかったのですが、やっている内にだんだん自分なりの『こだわり』みたいなものが出てきて・・・。
それを活かそうとするとどうしてもペースが落ちるので、なら単価が高い代わりに質の高い記事を求める案件をやるしかない、という感じで推移してきました。
何も意識せず自然に文章を考えた時に、一定以上のクオリティになるなら、あえてそれを下げてペースをあげようとしても難しい気がしました。
私もネギマさんのブログを拝見していると、はっきり書いていないことでも背景にあることがなんとなくわかったり、想像できることがあります。
やっぱりライターをしていて意識していると通じる部分があるんでしょうか?
なんだか少し恥ずかしい気もしますが(笑)
>こんにちは~
>
>このまま提出しても恐らく承認される
>
>というか、このレベルのクオリティなら条件が外れてない限り間違いなく承認でしょうね。
>以前より、ひふみさんはライターに意欲的な方だなと感じていましたが、どのくらいの単価でこの記事レベルの記事を提出しているのかわかりませんが、おそらくクライアントさんは大満足なのではないでしょうか。
>例えばの話、私なら1文字0.2円の案件ならばこのクオリティから2段階は落してスピード重視で書きますね。
>ひふみさんのブログを見る限りでは、質重視の依頼を受注しているように見受けられたのですが、そうなのだとしたら、まさにベストな選択な感じがします。